ドライアイ治療

2018年05月01日

ドライアイについて

涙の分泌量が減る、あるいは量は十分でも涙の質が低下することによって目の表面を潤す力が低下した状態をドライアイといいます。症状としては、目の乾燥感だけでなく、目のかすみをはじめ、異物感、目の痛み、まぶしさ、目の疲れなど、多彩な慢性の目の不快感を生じます。目のかすみを感じている方は、ドライアイかもしれません。

ドライアイの検査

(1)シルマー試験
涙の分泌量を測定する検査です。5分間細長いろ紙を下まぶたにはさみ、涙で濡れた長さを測定します。

(2)染色試験
フルオレセインという黄色の染色液を点眼して眼の表面にある傷を染めてドライアイの重症度を判定します。

ドライアイの治療

(1)点眼薬
症状が軽い場合は、潤いを持たせる点眼薬で緩和させることができます。

(2)涙点プラグ
涙の出口である涙点に栓(涙点プラグ)をして、涙が目の表面にたまり、目の渇きを防ぐ治療です。当院でも施行しており、良好な結果を得ています。

日常で出来るケア

パソコン作業が多い人は、画面を凝視するので瞬きの回数が少なくなり、乾燥します、作業中は視線が斜め下になるように位置にパソコンを置き、目がなるべく小さく開いている状態にします。また、意識的にまばたきを心がけましょう。
エアコンなどで部屋が乾燥していると、ドライアイの症状を加速させます。エアコンの設定をかえたり、加湿器を用いたりするとよいでしょう。